nine の通信機能は大きく通信層とメッセージ層に分けることができる。
通信層は各種プロトコルを使ってデータ通信を行う。 メッセージ層は通信層の上に位置し、メッセージレベルでの通信APIを提供する。
通信層は実際にデータ通信を行う層である。 流れるデータはバイトストリームであり、構造は関知しない。
メッセージ層では交換するデータの構造化を行う。 基本的にはメッセージ層専用の API でプログラム記述ができるが、機能によっては通信層の API を利用しなければならない場合もある。
さらにメッセージ層は、C++ APIと、ネットワーク上を流れる際のデータ表現(直列化表現)の二つに分けられる。
C++ API は、垂直統合された通信層の種類毎のバージョンと、それら各種の通信層を統合した UnitedServer の二段階がある。
通信層と統合された部分は通信層の説明と合わせて説明し、 通信層に依らない部分は通信とは分離して説明する。